nonowakaの日記

非情さと個人的安全に対する自殺的なまでの無関心さに重きをおく大王皇帝の狂信的兵士

Victory in the Galaxy Ⅶ

勢いでイッキに終わらせてみました。いやー勝つってのもタイヘンだ(お


第七ターン
銀河で最も卑劣な種族Yssarilは、得意の陰謀により外交特権を主張し、Mecatol Rexを支配する自らの脆弱な戦力を守ろうとしていた。だがそのような不当な要求は受入れられるはずもなく、陰謀は瓦解。その後Hacanの侵攻により、Mecatol Rexはまたもやその主を変える事となる。
一方、かつてのMecatol Rexの支配者L1z1xは、奪回したQuann回廊に配置していた主力艦隊を大転進させ、ワームホールから突如としてSardakk本国の喉元に侵入していった。Sardakkは急遽Mecatol Rex戦線に配置されていた二つのWarSunを呼び戻しこれを迎撃し、L1z1x艦隊は仇敵SardakkのWarSunの前にまたしても全滅するのであった。
時代の激しい流れに便乗するが如く、今まで沈黙を守っていたXxchaが大動員をかけてMecatol Rexに侵攻。占領を終えたばかりのHacan駐屯軍は統治府を置く間もなく消え去った。
この戦乱の最中、唯一戦後を見据え冷静に状況を分析していたのが、文明国であるJol-Narであった。彼らは混沌とした現在の状況では武力による銀河統一は不可能であり、帝国諸世界の支持を受ける事こそが重要であると判断していた為、最大のライバルであった“狡猾な亀”Xxchaをターゲットとし、その勢力を上回る事に方針を定めていた。その勢力拡大の第一歩として彼らが選んだ地は、銀河地政学的にも要衛であるQuann。そしてこの地への進出が後に大きな意味を持つ事になるのだった。


第八ターン
武力衝突がその規模を拡大していく中、水面下での戦いも熾烈を極めた。その中でも、完全に大義を捨てテロリスト集団と化したSardakkによる、帝国復興活動への妨害工作が最も悪逆なものであったが、これは正義の名において無事阻止された。Jol-NarとXxchaの主力艦隊が共に信号システムの障害により活動不能になったのも、偶然では無く互いの工作によるものであったと言われているが、その真偽の程は定かではない。
Xxchaの大軍がMecatol Rexを占拠した事で、日和見主義の卑しい商人気質を持つHacanは中央への進出を断念、突如としてYssarilに奇襲攻撃を仕掛けた。世に言うHacan−Yssaril戦争の勃発である。この一進一退の不毛な戦いにより、両軍の被害もさる事ながら、戦場となった世界も甚大な被害を被ったため、惨状に見かねたJol-Narの艦隊がQuannから駆けつけて臣民の保護に努めた事で、さらに為政者としての名声を高めていった。(この時、最新の技術による大気圏突入可能な航宙機が大きな活躍を見せた)
結果的にこのJol-Narの動きはHacanの野望を挫く事となり、Mecatol Rexでの信号トラブルによってXxchaの邪悪な意図も未然に防がれた事から、ほぼ銀河の趨勢はJol-Narに帰する事となった。
銀河に厭戦の空気が満ち、戦乱も終結に近づいたその時、銀河を震撼させる最後の大事件の幕が上がった。βワームホールを超えて二つのWarSunがQuannに進入・・・全く脊椎動物の理解を超える出来事であった。


第九ターン
Sardakkが引き起こした突然の事態に、帝国評議会では急遽ワームホール封鎖令の特別決議が議題に登り、議会は紛糾した。この厄介者に去って欲しい勢力と、戻って来て欲しくない勢力との間で綱引きが行われた結果、僅差ながらワームホールは利用可能な状態で保たれ、Sardakkはその代償として巡洋艦1隻を失った。
戦乱も終焉を迎えようという中、全銀河の視線はこの双子の畸形児達に注がれていた。彼らは一体どこへ向かうつもりなのか・・・?


エピローグ
Jol-Narの銀河統一から銀河標準暦で20年後。とある平和集会において一人の音楽家がその思いを熱く語っていた。
「我々はあの戦争の記憶を風化させてはいけない。そしてあのような大量破壊兵器の存在を認めてはいけない。我々Xxchaは母星系があの忌むべき兵器の災厄に見まわれた唯一の種族として、この悲惨さを後世に伝える義務があるのである。」
そして彼は弦楽器を手に取り歌い出すのだった。


“あ〜許す〜まじWarSunを〜♪”