nonowakaの日記

非情さと個人的安全に対する自殺的なまでの無関心さに重きをおく大王皇帝の狂信的兵士

戦艦の意義

無事管理職研修も終了し、年内の面倒な行事はほぼ全て終了。後は趣味に邁進するだけであるw


さて、前回の公約通りAxis0078における戦艦の救済ルールについて語ろうと思うが、そもそもガンダム世界における戦艦の意義とはなんであろうか。
武神氏はブログ上で対コロニー戦という回答を出していたが、ここでは全く違う(半ばゲーム的な)切り口で考えてみよう。


MSが戦場の主役となった一年戦争終結以降も、何隻かの戦艦が建造され画面上に現れたが、いわゆる戦艦としての能力で戦果を見せてくれた艦は、「グワダン」がグリプスコロニーレーザー)の核パルスエンジンを破壊したという事例の他は皆無である(あったら失礼)
筆者のこよなく愛する浮沈艦「ドゴス・ギア」にしても、これと言った戦果を見せる事も無く、レコア・ロンド風情の中堅キャラが駆るパラス・アテネ単機の攻撃により、あえなく撃沈されてしまう。この事は、宇宙戦闘において戦艦の火力はその額面ほど威力を発揮せず、MSの攻撃の前には非常に脆いという事を良く表しているといえよう。


だがそういった現実にもかかわらず、その後も戦艦は建造されていった。しかもMSの優位性を最も承知しているはずの二人の人物、シャア・アズナブルハマーン・カーンによってだ。
シャアとハマーン、彼らが率いた二つのネオ・ジオン(同名だが別物と言ってよいだろう)の旗艦「レウルーラ」と「グワダン」及び「サダラーン」は、何れも「グワジン」の流れを汲む戦艦である。資源に窮しているはずの彼らが、費用対効果の低い戦艦になぜここまで固執し続けるのか、その答えはグワジン級の一番艦にあるとは考えられないだろうか、即ち「グレート・デギン」に。
デギンなどという大それた名前からも解るように、この艦は戦場で戦う事よりも、明らかにプロパガンダ的な役割を担ってたのであろうと推察できる。(そりゃ現役国家元首の名を冠した艦が万が一撃沈されたらオオゴトじゃ)
つまりグワジン級というのは伝統的にジオンの象徴であり、その存在意義は軍事的な面より政治的な面が色濃いものなのである。
実はこういった戦艦の儀礼的運用はジオンに限った事でなく、地球連邦にも見てとれる。言うまでも無く「バーミンガム」の事である。


ではこれをAxisのルールに盛り込む場合、どのようなアプローチで行うべきなのだろうか。そのヒントは武神氏から頂戴したメールの中にあったので引用したい。


>ただ、レビルとかギレンとかが、あちこち巡って、演説していて、それをMSに
>のった警察が探索してまわって、それを工作員が暗殺したり勧誘したりっていう
>部分は、煩雑なうえにプレイアビリティを下げているような気がしてます。


この中で特に気になるのは、ギレンやレビルがこそこそ過激派のように隠れながらアジを打つという部分。これはプレイアビリティ云々以前に、らしくない行動なので当然発生すべき事で無いのだが、ゲーム的にはアリなので、今のままでは十分起き得てしまう。
それを防ぐ手段として彼らに演説するなと言うのは論外なので、こそこそさせない事 ―常にそれなりの部隊に身を置いて頂く― を強制するしか方法は無いだろう。そしてその"それなりの部隊"というものを証明する物が、戦力の象徴としての戦艦な訳である。
ルールとしてはいろいろと考えられるが、一番てっとり早いのは


キャラクターが使用できるカリスマ値は、同じエリアに友軍の艦船が存在しないと制限される。
カリスマ3=戦艦以上の格を持つ艦船が必要
カリスマ2=○○以上の格を持つ艦船が必要
カリスマ1=制限ナシ


ってかんじだろうか。